鋼記録

公認会計士の試験勉強のライフログをメインに、映画の感想とゲームログを時々更新する(予定の)ブログ。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(シネマシティ)

 
★★★★(大満足!最高!)。
 
 
 
 
以下ネタバレ。
 
 

 

 
 
・「たまむすび」町山さんのコラムを聞いて観ました。
・もう死ぬ程笑った。最初から最後までずっと滅茶苦茶な行為しかしてない。最高。
・モラルゼロの人間達が秒速で稼ぎ秒速で転げ落ちていく様を異常なテンションと高速展開と音楽で畳み掛けて3時間が全く長く感じなかった。
・小人症の人をダーツ扱いするどうしようもないシーンから始まって「まっとうな事してたらデカく稼げねえぞ」と2回会社でオナニーをしろと説く上司。手数料50%な非合法な株仲介。ドニーと会ってドラッグを覚える。詐欺行為をひたすら重ねて狂ったように儲ける。全部ドラッグと女に使う。捕まりそうになる。警察を買収しようとする。失敗する。捕まる。後は転げ落ちる。
・もう何回ファック言ってんだ。タバコ吸う感覚でドラッグシーンと裸のお姉ちゃん。賞味期限切れの逸品が炸裂してカウンタックにヘロヘロに乗ってドニーと喧嘩するシーンは笑って死ぬかと思った。
・日本にも確実にこういう人達は居るよなあ。完全に空虚な所も同じ。それでも詐欺行為を働こうが刑務所にブチ込まれようが、何かを成し遂げたカリスマという点で何をも成し遂げられない人達の羨望の的になる最後のシーン、これまた日本でも同じだ。
・おとり捜査による司法取引を拒否して仲間を守ったり、終盤の演説で古株社員のシングルマザーで貧乏だった時に息子の学費を融資した話とか、サークル内の仲間意識というかヤンキーファミリー感みたいなのも印象的。学歴もコネも一切無く成り上がったという流れで。モラルゼロなのに仲間は大事。だから、靴の会社の上場株を勝手に売り抜けたデザイナーを「裏切りやがって!」とブチ切れる。上場株を証券会社自身が保有して売買するという重大な市場への裏切り行為は無視して。古株社員の件も、彼女とその息子の人生は豊かになったかもしれないが、ジョーダンの会社の詐欺行為の犠牲になった人達は遥かに多く居るはず。でもそれは無視だ。
・個人的には全く共感できないし一緒にやるのもゴメンだけど、「飛び込んだら滅茶苦茶楽しくてオモシレー、のかも?」という要素もどこかで感じてるのかもしれない。もしかしたら。勿論それとは関係なく爆笑できるけど。  
・「これでは今までの自分を否定することになっちまう」とおとり捜査を結果的に拒否したのは良かった。パンク精神。
・DIVOの曲が印象的だった。
 
(2014年1月31日 シネマシティ)

 

環境は両サイド居ない素晴らしいものだったけど結構混んでた。途中で一つ挟んだ隣の女性が退席したのは興醒め。携帯を弄ってたっぽかったから呼び出し的なものがあったのかもしれないけど。