鑑定士と顔のない依頼人(TOHOシネマズ シャンテ)
今年からできるだけその都度感想を書いていければと。今年一発目はこれでした。
★★★(値段分十分満足)。これは個人的満足度で星取していきます。破壊屋さんのパクリです。あとm@stervisionさん。
それからこちらにも感想を書いておりやす。
ハガネのMark一覧 | 映画の感想・レビュー Filmarks
上手く連携のツイートが反映されなかったのでこちらで。以下はそのコピペ。
※以下ネタバレ
『 石野卓球氏のツイートで気になったのが切っ掛けで見た。
事前知識ゼロで「何だこの老人の妄想みてーな恋話で終わりかよ。ふざけんな金と時間返せ」と思い始めたところで終盤の展開を見てたらかなりビックリしたと思うけど。「あなたは騙される!極上のミステリ」みたいな煽りを受けて構えて見たら「いや目的この絵画の部屋でしょ」とバレバレ。人によっては事前知識ゼロでも「愛も贋作か。いや贋作の中にも本物がある」というような(確か)会話ですぐ分かったかも。いや、勘の良い人ならクレアの姿を一目見ようとバージルが隠れていたシーンで気付くかも。すぐクレアが籠もってるはずの部屋から出てくるから。
個人的にオートマータが出てきた辺りから、「依頼人が誰かについてオートマータに魂が宿るか否かをミスリードしておいて、結果部屋のどっかに潜んでいました」ってオチなのではとか色々とミステリ展開を予想してたんだけど。
とはいえ、そもそもメインはミステリ的な騙しじゃないと思った。だってまず計画が杜撰過ぎ。人嫌いのバージルがクレアをまず気に入るかどうか分からんし、男前の修理職人?に相談に行くかも分からない。あと秘密の部屋に入れるかどうかも。いやそれよりも査定のオファーそのものすら拒否された可能性だってあるし。
バージルが人生の終盤で、他人との関わりを拒み続けた過去から復讐される展開は、個人的に色々と他人事じゃないと突き刺さるものがあった。
(2014年1月17日 TOHOシネマズ シャンテ)』
ちなみに答え合わせとして(映画なのに妙な話だけど)こちらの方々のエントリーも参考にしました。
ラストの時間軸の解釈は納得。個人的には「贋作と本物」の会話が印象的だったので「騙すための偽物の愛だとしても俺にとっては本物」と信じて待つという解釈がしっくりくる。
なんか上手く記事タイトルを取得できないな。
それにしても、あそこまで自分の王国を築き上げた人嫌いの爺がコロッと若い小娘に入れ込むかねえ、という気は結構してる。爺の内面を知ってる風な台詞はあったけど。
「あんだけ金持ちで童貞ってあり得ねえだろ!つか、もしそうなら絶対そのままだろ!」
とか(いや途中でゲイ展開なのかなとはちょっと思ったけど)
「POV中毒のAVマニアが初めて行った風俗にハマるのと大して変わらねー。しかも爺で」
とか
「結局真の愛を知ったとかいっても待つだけなんだな!プラハまで行ったんだからもっと周辺を探しに行け!」
とか
「偽物の愛だとしても俺にとっては本物って一歩間違えばそれストーカーだろ」
とか勿論ケチを付けることもできるか。まあなんでも大体そうか。
ちなみに、初めて行った日比谷シャンテの席は、平均より背が低い自分でも肩に届かない位のものだった。あと朝イチとは思えない位混んでた。勿論殆ど爺婆だからほぼ無問題だし両サイドは空いてて良かったけど。ホットドッグが無くて朝の補給はできず。みゆき座にはあったのに。終盤は尿意との闘いも。アイスコーヒー失敗した。それから1300円だった。ラッキー。
元々、この映画が気になったのは石野氏のこのツイートを見て。
カトちゃん逃げて! pic.twitter.com/MQv1wgU6cS
— Takkyu Ishino/石野卓球 (@TakkyuIshino) 2013, 12月 19
観た後だと納得のコメントだな(笑)。「ケラさん逃げて!」的な。